『インプラントで後悔した』は本当?失敗と感じてしまう3つの原因と対策
「失った歯を取り戻したいけれど、ネットを見ると『インプラントはやらなきゃ良かった』という声もあって不安……」
これからインプラント治療を考えている方にとって、ネット上のネガティブな口コミはとても気になるものですよね。せっかく高い費用と時間をかけるのですから、絶対に失敗したくないと思うのは当然のことです。
しかし、多くのインプラント治療を行ってきた歯科医師としてお伝えしたいのは、「やらなきゃ良かった」と後悔している方の多くは、手術そのものが失敗したわけではないということです。
実は、治療が始まる前の「事前のイメージと、実際の使い心地のズレ」が原因であることがほとんどです。
今回は、なぜインプラントで後悔してしまう人がいるのか、その本音と、納得のいく治療を受けるための対策を専門医の視点から分かりやすく解説します。
なぜ「インプラントにしなきゃ良かった」と感じる人がいるのか?
インプラントは「第二の永久歯」と呼ばれるほど優れた治療法ですが、万能の魔法ではありません。後悔を感じやすい代表的な3つのギャップをご紹介します。
①「自分の歯と全く同じ」だと思っていた
インプラントは、あごの骨にチタン製のネジを埋め込んで固定します。見た目は本物の歯そっくりになりますが、決定的な違いがあります。それは「歯根膜(しこんまく)」というクッションがないことです。
生まれつきの歯には、噛んだときの衝撃を和らげるクッションがあるため、「硬い」「柔らかい」といった微妙な食感を脳に伝えてくれます。しかしインプラントは骨に直接固定されているため、最初は「カチカチと直接骨に響くような違和感がある」「自分の歯と噛みごたえが違う」と感じ、それが「やらなきゃ良かった」という後悔に繋がることがあります。ただ多くの場合は数か月程度で慣れてくることが多いです。
② 思っていたよりも治療期間が長く、心が折れそうになった
インプラントは、一般的な虫歯治療のように「数回通えば終わり」というわけにはいきません。
骨に埋めたネジがしっかりと結合するまでに、2~4ヶ月間の「待つ時間」が必要です。
この長期にわたるプロセスを事前に深くイメージできていないと、「いつになったら普通に噛めるようになるのだろう……」と途中で強いストレスを感じてしまう原因になります。
③「一生何もしなくていい」と思っていた
「高いお金を払ってインプラントにしたんだから、もう虫歯にもならないし一生安心!」 そう思われている方は少なくありません。
確かにインプラント自体は人工物なので虫歯にはなりませんが、「インプラント周囲炎」という歯周病にはかかります。
毎日の丁寧な歯磨きと、定期的な歯医者でのクリーニングが絶対に欠かせません。ご自身の歯と同じように大事に扱っていく必要があります。
岡崎歯医者からのアドバイス
インプラントは、正しく理解し、適切に治療を行えば、食事の喜びや美しい笑顔を取り戻せる素晴らしい治療法です。
だからこそ、「周りが良いと言っているから」と勢いで決めるのではなく、疑問や不安をすべてぶつけ、それに対して誠実に答えてくれる歯科医院を選ぶことが、後悔しないための最大の方法です。
当院では、患者様が100%納得し、安心して治療に臨めるよう、個別のカウンセリングの時間を何よりも大切にしています。
「まずは話だけ聞いてみたい」「自分に合う治療法を知りたい」という方も、どうぞお気軽にご相談ください。
あなたの噛める幸せを一緒に作っていきましょう。

岡崎歯医者 院長:高田裕史