「介護が必要になったらどうしよう」とインプラントを諦めていませんか?
人生100年時代と言われる今、岡崎歯医者の噛む機能を取り戻すインプラント治療は健康寿命を延ばすために非常に有効な手段です。
「70歳を過ぎているけれど、インプラントはできますか?」
「将来介護が必要になったら、インプラントの掃除はどうすればいいの?」
ご高齢の患者様や、そのご家族からこのようなご相談をいただく機会があります。
しかし一方で、外科手術への不安や、将来の管理に対する懸念があるのも事実です。
結論から申し上げますと、インプラント治療に「年齢の上限」はありません。 しかし、若い方と同じように治療して良いわけでもありません。
今回は、岡崎歯医者(院長:高田裕史)が、最新の『口腔インプラント治療指針 2024(日本口腔インプラント学会編)』に基づき、高齢者が安全にインプラント治療を受けるための条件と、「将来、介護が必要になった時」を見据えた当院の治療戦略について解説します。
1. インプラントに「年齢制限」はありませんが「条件」があります
医学的に見て、インプラントが可能かどうかを決めるのは「暦年齢(何歳か)」ではなく、「身体的年齢(体の健康状態)」です。
80代でもお元気で、持病のコントロールができていれば治療は可能ですし、逆に若くても重篤な全身疾患があれば難しい場合があります。
ただし、高齢者の場合は以下のリスクを慎重に評価する必要があります。
① 全身疾患と服用薬の確認
指針では、高血圧や心疾患、糖尿病などの全身疾患の状態を正確に把握することが必須とされています。
例えば心疾患がある場合、「NYHA(ニーハ)心機能分類」などの医学的基準を用いて、手術に耐えられる体力を評価します。
また、骨粗鬆症のお薬(ビスフォスフォネート製剤など)を服用されている場合、顎骨壊死(MRONJ)のリスクがあるため、主治医と連携して治療の可否を判断します。
② 骨の治癒能力
加齢とともに骨の代謝スピードは緩やかになります。
若い方に比べて、インプラントと骨が結合する(オッセオインテグレーション)までに少し時間がかかる傾向があるため、焦らずじっくり待つ治療計画を立てます。
2. 高齢者にこそインプラントをおすすめしたい「医学的理由」
リスク管理さえ徹底すれば、高齢者にとってインプラントは大きなメリットをもたらします。
メリット①:栄養摂取とフレイル(虚弱)予防
「噛めないこと」は、低栄養や筋力低下(フレイル)の入り口です。
入れ歯で痛くて噛めない状態が続くと、柔らかい炭水化物ばかりを食べるようになってしまいます。すると、タンパク質不足や栄養不足に陥ります。
インプラントで「肉や野菜をしっかり噛んで食べる」ことは、全身の筋肉や免疫力を維持するために直結します。
メリット②:認知症予防への期待
「噛む」という行為は、脳への血流を増やし、活性化させることがわかっています。
自分の歯と同じように噛めるインプラントは、脳への良い刺激を与え続け、認知機能の低下を防ぐ効果が期待されています。
つまり、インプラント治療により介護が必要となる可能性を下げることが期待できると岡崎歯医者では考えています。
3. 将来を見据えた「インプラントの出口戦略」
当院がインプラント治療で最も重視しているのが、「10年後、20年後を想像した設計」です。
今はご自身で完璧に歯磨きができても、将来手先が不自由になったり、介護が必要になる可能性があります。
その時に複雑な装置がお口に入っていると、汚れが溜まり誤嚥性肺炎などの原因になりかねません。
そのため、当院では以下の選択肢をご提案することがあります。
【インプラントオーバーデンチャー(IOD)】
「インプラント」をボタン等の留め具として使うことで「入れ歯」を安定させる方法です。
【IODのメリット】
- 掃除が簡単: 入れ歯部分は取り外して丸洗いできます。ご家族やヘルパーさんでも簡単に管理ができます。
- 手術の負担が少ない: 全ての歯をインプラントにするよりも本数が少なくて済みます。体への負担や費用を抑えられます。
- 劇的な安定感: 通常の入れ歯のようにガタついたり外れたりはしにくいです。しっかり噛むことができます。
学会の指針(McGillコンセンサスなど)でも、歯を全て失った下顎の第一選択として、このインプラントオーバーデンチャーが推奨されています。
4. 岡崎歯医者の「インプラント介護サポート」体制
「インプラントを入れたら、そこで関係が終わり」ではありません。
加齢に伴う生活環境の変化に合わせ、私たち歯科医院もサポートの形を変えていく必要があります。
岡崎歯医者では、以下の体制でインプラント患者様の「介護の安心」を支えます。
① 内科医との密な連携(対診)
かかりつけの医師にお手紙(対診状)を送り、現在の病状や投薬内容を共有します。
② 設計変更が可能なインプラントシステム
岡崎歯医者ではインプラントの上部だけを「介護の現場でケアしやすい仕様」にリフォームすることが可能です。
当院で採用しているインプラントは、将来的に固定式の歯から、取り外し式のオーバーデンチャーへと「部品の交換だけ」で変更できるシステムを選んでいます。
③ 誤嚥性肺炎を防ぐ口腔ケア
ご自身での通院が難しくなった場合でも口腔ケアでの訪問をいたします。
ご家族や介護スタッフの方にも指導をさせていただきます。地域医療の一環としてサポートを継続します。
まとめ:人生の最後まで「食べる喜び」を
「もう歳だから」と諦めてしまうのは、あまりにももったいないことです。
岡崎歯医者では、「今噛めること」だけでなく、「将来」を考えた治療プランをご提案します。
- 「入れ歯が合わなくて食事が楽しめない」
- 「親のインプラント治療を考えているが、体調面が心配」
- 「将来、介護になった時のことを考えて治療法を選びたい」
このようなお悩みをお持ちの方は、ぜひ一度当院にご相談ください。
丁寧にご説明させていただきます。
岡崎歯医者 2026年3月OPEN
院長:高田 裕史
住所:愛知県岡崎市戸崎町屋敷93番地1