むし歯(齲蝕)の精密診断と歯髄保存【岡崎市】|岡崎歯医者

2026年3月、愛知県岡崎市に開院予定の歯科医院、「岡崎歯医者」院長の高田 裕史です。

歯科医療の世界では、日々新しい材料や技術が生まれています。
歯科治療のひとつ、むし歯治療の根幹をなすのは「確かなエビデンス(科学的根拠)」です。
当院は標準化された高度な医療を提供することをお約束します。

1.「黒いから虫歯」は古い?ガイドラインが示す切削の基準

昔の歯科治療では「着色=むし歯=削る」という対応が一般的でした。 
しかし、現在のガイドラインでは明確な診断基準が設けられています。

削る必要がない「初期う蝕(むし歯)」の判断

エナメル質の初期う蝕(CO)
→削らず、フッ化物等を用いて再石灰化を促進させます。
当院では、拡大鏡やレントゲンを用いて「実質欠損(穴)」の有無を厳密に確認します。
穴が開いていない着色や白濁であれば、削らずに管理を行う「非侵襲的処置」を徹底します。

外科医の眼で見る「感染象牙質」の除去

削る必要がある場合でも、どこまで削るかが重要です。
むし歯になった象牙質は2層に分けられます。
・細菌に汚染された「う蝕感染象牙質」
・細菌はいないが酸で脱灰されただけの「う蝕影響象牙質」
です。
​歯質の硬さや色を基準に、この「感染象牙質」のみを選択的に除去することが求められます。

ここで活きるのが、私の口腔外科医としての手指の感覚です。
神経や血管、骨といったデリケートな組織を扱ってきました。その経験からミクロン単位で組織の硬さを指先で感じ取り、「残すべき健全な歯質」と「取るべき汚染部」を外科的な精度で選別します。

2.神経を守るためのむし歯治療「歯髄温存療法(AIPC)」

深いむし歯の場合、これまでは「露髄(神経が出ること)したら抜髄(神経を取る)」が常識でした。
しかし、当院では可能な限り神経を残す「歯髄温存療法」にも対応しています。

AIPC(非侵襲的間接覆髄法)という選択肢

「むし歯が大きく露髄の危険性が高い場合、あえてう蝕の一部(神経に近い層)を残し、
薬剤(水酸化カルシウム製剤やMTAセメント等)で封鎖することで、露髄を回避できるか?」

​答えは「Yes」です。

むし歯を無理にすべて取り切って神経を傷つけるのではなく、薬効を利用して歯の再石灰化を待ち、段階的に治療を行う手法です。
​この処置は、細菌の封じ込め(緊密な封鎖)が成功の鍵を握ります。
修復治療における接着操作の確実性が求められるため、防湿を行った適切な環境が必要となります。

3.なぜ「むし歯治療に口腔外科が強い」のか

このような「ギリギリまで歯を残す虫歯治療(MI治療)」は、実は非常に高い集中力と繊細な技術を要します。
誤って手が滑れば神経を傷つけてしまいますし、痛みへの配慮も欠かせません。

静脈内鎮静によるサポート

精密な治療はどうしても時間がかかります。口を開け続けるのが辛い方や、治療への恐怖心が強い方には、当院の強みである「静脈内鎮静法」を併用します。
患者様は半分眠ったようなリラックス状態でいられるため、術者は患者様の苦痛を最小限に抑えつつ、マイクロスコープ等を用いた精密な処置に集中することができます。

まとめ:岡崎市で「エビデンス」に基づいたむし歯治療を

私は「岡崎歯医者」を、単に歯を治す場所ではなく、「医学的根拠に基づき、患者様の利益(歯の保存)を最大化する場所」にしたいと考えています。
​親知らずの抜歯で培った外科的スキルは、歯を抜くためだけにあるのではありません。
その技術は、ガイドラインが推奨する「歯髄温存」や「精密なう蝕除去」を実現するための強力な武器となります。

「他院で神経を取ると言われたが、諦めきれない」
「科学的根拠のある説明を受けて治療したい」

そのような方は、ぜひ2026年3月の開院後に当院へご相談ください。院長の高田裕史が、責任を持って診断いたします。

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